
殺鼠剤がなぜ効かなかったのか?
On 2016-12-21 by 成敗!ネズミ奮闘記〜退治までの60日間の記録とメモ〜目次
食べられた形跡はあるのに、いっこうにネズミが減らない
殺鼠剤は効いているのか?
殺鼠剤と粘着シートを設置してしばらく様子をみたものの、粘着シートには時々ネズミがかかることはあったけれど、ネズミが減っているという実感はなかった。毎日確実に殺鼠剤は減っているのに、だ。
もしかしたら数は少なくなっていたのかもしれないけれど、ネズミはポコポコ子供を産む生き物だから、それに追いついていないのでは?とも思った。なんせクマネズミは生後3か月から繁殖が可能になり、妊娠期間が21日前後で、一度に6匹前後出産することができる。それを年に何度も繰り返すというのだから。
ワタシの英断。
殺鼠剤一つ一つの値段はそれほどでなくても、毎日消費するともなれば、結構な金額になってしまう。ワタシはちょっと焦りだした。プロのネズミ駆除業者に頼むとお金がかかるから自分たちでどうにかしようとしているのに、このままだとお金だけがかかる上に根絶できないという最悪なパターンになってしまいかねない。
食べられた形跡はちゃんとあるのに、どうしてネズミはいっこうに減らないのか。殺鼠剤を与え始めてから2週間後、ワタシは殺鼠剤ではネズミを根絶できないと悟り、殺鼠剤を止めるという英断をしたのだった…。
最終的に私がどんな判断をしたかは、こちらの記事を読んでほしい。
強いスーパーラットが増えているらしい
スーパーラット?
スーパーラットなるネズミが増えているらしい。なんだそのスーパーサイヤ人みたいなネズミ。なんかよくわからないけれど、とにかくすごそうなネーミング。
スーパーラットは、その大半がクマネズミなんだそうだ。クマネズミはただでさえ警戒心が強いというのに、さらに生命力が強くなっているという。
普通のクマネズミが毒餌を食べて2週間で死んでしまうのに対し、スーパーラットは平均160日も生きるそうで、中には最長で440日生き続けてしまうスーパーサイヤ人3みたいなのも出現しているそうだ。
スーパーラット誕生秘話(?)
もともと毒に強い体質のネズミが子供を産み、さらに毒に強い体質のネズミが生き残る。毒に強い体質のネズミ同士が結ばれて子供を産み、さらに毒に強い体質のネズミが現れる。これを繰り返すことにより、スーパーラットはさらに毒に対して強くなっていくのだ。
スーパーラットに効果のある殺鼠剤もあるけれど。
スーパーラットの進化に対して、やられっぱなしの我が人類ではない。実はスーパーラットに対しても効果のある殺鼠剤もあるそうで、だったらそれを使えばいいじゃないか、という結論になる。けれどもワタシはそれを使わなかった。自信がなかったし、ある不安があったのだ。
殺鼠剤で死んだネズミから。
例え殺鼠剤でスーパーラットを殺すことができたとしても、家のどこで死なれるかなんてわかったものじゃない。勝手に外に出てどこかでちーんとなってくれていればいいけれど、もしも家の中で死なれてしまった日には…それが屋根裏とか床下とか、探すのが容易ではない場所で死なれてしまった日には…。
殺鼠剤で死んだネズミからウジが湧いたり、ダニやノミが大発生したり、ネズミから出た体液で家の天井にシミができてしまったり、というような内容がYahoo知恵袋にあったからだ。
ちゃんと死体まで処理をする。それが大事なのだということがわかった。