
ついに最終対決:ねずみ駆除業者とネズミの闘い
On 2016-11-02 by 成敗!ネズミ奮闘記〜退治までの60日間の記録とメモ〜目次
1ヶ月以上頑張ってみましたが、自分では退治しきれませんでした。
のしかかる経済的負担。
結局1か月以上、自分たちで頑張ってみたけれど、クマネズミを根絶させることはできなかった。殺鼠剤や粘着シート、超音波ネズミ駆除器など、お金がどんどん出ていくばかりで、大した効果を実感することはできなかった。
このままネズミが減らずにお金だけがどんどん減っていくのだろうか…。
血の滲む思いで節約したって、ネズミに消えてしまうのでは、何のために頑張っているのかわからなくなってしまった。
のしかかる精神的負担。
ネズミに家を占拠されるということは、心もネズミに占拠されてしまうということでもある。
気にしないようにしたって、気になる物は気になる。余計に気になる。
特にオットとの関係が悪化したことが辛かった。オットはオットでたくさん我慢していたこともあったはずだし、ワタシはワタシで必要以上に一人で抱え込んでしまったのかもしれない。
そして、決断。
その影響はもちろん子供たちにまで及び、オットと言葉を交わさない日は子どもたちまでもが気を使ってシーンとしてしまうのが、ワタシにとっては辛かった。
「このままじゃいけない」と思い、オットと膝を突き合わせて話し合った。お金は痛いけれど、このままだともっと大切なものを失ってしまうと思ったからだ。
そしてワタシたちは、プロのネズミ駆除業者にお願いしようと決断したのである。
業者さんにお願いする前は、こんなページも読んで勉強していました…。
ねずみ駆除業者を選ぶ時のポイント
値段も大事だけれど。
節約志向の我が家だけれども、業者にお願いするにあたって一つ注意していたポイントがある。
それは、内容に対して格安すぎないか、ということだ。あちらもそれでご飯を食べていく以上、利益を出さなくてはならない。だから見積もりの時点で内容の割に格安すぎるような業者は、後で追加料金が発生したり、形だけの作業で効果が無かったりすることもあるので注意が必要だ。
「安く作業してもらう」のが目的ではなく、「ネズミを家から根絶させる」のが最終目標なのだから。
値段以外のポイントについて。
必ず数社から見積もりを取り、内容と値段を照らし合わせて検討する。内容に対して高すぎても安すぎてもいけない。他のポイントとしては、
外注に丸投げしていないか。
近隣に対する配慮があるかどうか。
保証内容は信頼できるものか。
口コミを信用しすぎない。
決して安くはない買い物なので、後悔しない業者選びをするためにも、ここは妥協しないで頑張りたいところだ。
無料調査で、被害の実情がわかり、仰天…
天井裏では。
夜の大運動会の様子や粘着シートに数匹かかかっていたことから、10匹くらいはいるのでは…と予測していたワタシ。
けれども無料調査で、被害の実情がわかり、仰天してしまった…。
天井裏に巣があったのだが、そこに子ネズミが8匹おり、さらに親や兄弟を含めると、少なくとも20匹はいるだろうとのことだった。
また天井裏は足の踏み場もないほど糞で埋め尽くされていたそうだ…。
台所では。
さらに台所を調べてもらい、冷蔵庫を動かしてみると、冷蔵庫の裏も糞尿被害が甚だしかった。さらに台所にあったビニール袋が噛みちぎられており、おそらく巣作りに使ったのではとのこと。
たったの一か月ちょっとでこの被害なら、数か月放置していたらどれだけのことになっていたのか…。想像したらまた背中に鳥肌が立ってしまった。
ワタシが選んだ業者さんは、さすがプロの対応でした。
さすがプロ!
自慢じゃないけれど、ワタシには人を見る目がある。と自負している。ネズミ駆除業者の中には悪徳業者も多いと聞くけれど、ワタシが選んだ業者さんは、さすがプロ!と言いたくなるような対応だった。
ワタシたちは全ての穴を塞いだつもりでいたけれど、実は我が家に出ていたクマネズミのメインエントランスは、2階にあるエアコンの通気口だった。
カバーをしていたので大丈夫と思っていたけれど、よくよく調べたらカバーが一部破損していて、そこからネズミは出入りしていたのだった。これじゃあ、いなくなるものもいなくならないはずである。
ついに最終対決!
すぐにその穴を塞いでくれるのかと思いきや、業者さんはその穴をあえて残す方法を選んだ。
何故?と一瞬不信感を募らせてしまったけれど、ネズミがだんだん弱っていく餌を与え、目の弱ったネズミが光を求めて外に出ていく経路を残すのだという。そうすることで、家の中にネズミの死骸を出さずに済むので、ウジやダニやノミなどの二次被害を防ぐことができるんだそうだ。
さすがプロ!
まさに鬼に金棒、我が家にネズミ駆除業者さん。
そして約2か月弱が過ぎた頃、我が家からネズミの気配が消えたのである。
とうとう、ついに、我が家にようやく平和が訪れたのだ…。